広瀬達彦氏は、名古屋を拠点とするクラシックギター製作家であり、父親である広瀬春彦氏の影響を受けてギター製作の道に進みました。彼の工房では、ハウザーモデルやブーシェモデルといったクラシックギターが高く評価されています。広瀬氏のギターは、精密な木工技術とこだわりのデザインが特徴で、特にネックとヘッドの接合にはV字ジョイントを用いています。製作するギターは、音色のバランスが良く、低音から高音まで透明感のある音質が評価されています。
広瀬達彦の1996年製クラシックギターT-90は、まろやかな音色が特徴で、特に弦高が低めに設定されているため演奏しやすいモデルです。このギターは糸巻きが交換され、オーガスチンやハナバッハといった新品の弦が使用されています。
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